ジュエリーノ基礎中ノ基礎① 【17/366】
ジュエリーを形づくるうえで大切な素材
「宝石」と「貴金属」
宝石が あって、それを身に着けられるよう貴金属を加工して、はじめてジュエリーになるわけです。
その「貴金属」について意外と一般の方にはなじみがなかったりすします。
ジュエリーの素材に使われる貴金属と言えば
「金」と「プラチナ」が2大素材。
ほかにも「シルバー」や最近では「パラジウム」などもあります。
これらの素材にはすべて「品位」があり、どれだけ純粋にその素材を使っているかということが、ジュエリーのどこかに刻印されています。
《造幣局のHPより》
それぞれの数字には意味がありますが、実は簡単で「1000分の何某」という意味です。なので「999」だったら「999/1000」で99.9%以上の純度ですよ。「750」だったら「750/1000」で75%以上の純度ですよ。という意味の表記です。実際には刻印の基準より若干高めに純度を高くしてるそうです。
では、例えば「750」だったら残りの25%何が入っているか?実は特にここに関して決まりがあるわけではありません。金製品の多くはこの「750」いわゆる「18金」と言われるものですが、これらは残りの25%に銀や銅、パラジウムなどを混ぜることで、硬くなり強度が強くなるので、こういった混ぜ物をするんです。実際に999の金、いわゆる純金(24金)は非常に柔らかく、ジュエリーの素材としては柔らかすぎて不向きだとされています。
デザイン的なもの、色合い、加工のしやすさ、耐久性など、いろんな観点から素材を選ぶことは、ジュエリーを製作するうえではかなり重要な要素になります。
また、メーカーさんや職人さんでは、自分のところのオリジナルブレンドの貴金属を使用されたりするので、同じ「K18(18金)」でも硬さやしなやかさが異なることは当たり前で、素材によっては、その会社や職人さんでしか修理ができないということもあります。
ちなみに、金は「750(K18・18金のこと)」プラチナは「900」と「850」が一般的に使用されることが多いですね。
いちど、お持ちのジュエリーの刻印を確認してみると、どんな素材が使われているかわかるかもしれません。
ということで、また気が向いたらこのシリーズ書きますね。
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