”ジュエリービジネス”ハ無クナラナイ? 【191/366】
こんばんは、大分県中津市のベルリンメガネ・ソフィベルリン・ジュエリーミーテの2代目・松本逸文です。
今日、知人のFBを見てたら、ジュエリー業界の重鎮「山口遼」先生の新刊が出てる事を知り、久しぶりにジュエリー関係の本をポチっとしました。
届くの楽しみだな〜。藤村先生の新刊の次に読まなきゃ!
若かりし頃、3ヶ月ほどヨーロッパをぐるぐる放浪してた時期があります。
その旅行中に設けてた一つテーマが、同山口遼先生の著書「世界の宝石博物館」という本に載ってる博物館を見て回るということでした。
この時、本に掲載されてる博物館をはじめ3ヶ月で50館以上の博物館や美術館をまわたんですね。
そんな事したあと、メガネ&ジュエリーの業界に入ったわけですが、今日ふとした会話の中で、ちょっと前に話題になった「20年後になくなる職業」について、メガネやジュエリーの業界ってどうなんだろうって話になったんですね。
主に、機械やコンピュータに取って代わられる職業という観点だったと思うのですが、師匠・藤村先生が「テクロジーや技術革新で消滅する産業がある」って話で、代表例の「コダック」と「富士フィルム」の事を挙げてました。
デジカメの登場でフィルム自体が売れなくなると予想し、他の事業の柱を作る方向に舵を切った「富士フィルム」と、フィルムから脱却できず破産した「コダック」
「デジカメ」というカメラ業界の技術革新により「フィルム」産業が消滅(厳密には残ってますが)したわけです。
では、ジュエリー業界は消滅産業?それとも生き残る産業?
若かりし頃、見て回った博物館美術館に収蔵されてるジュエリーは、100年以上前のものなんかざらで、それこそ発掘したものなんかは数千年単位のものだったりします。
つまり、人類史に寄り添って存在するのがジュエリーであり、100年以上ジュエリービジネスとして存在し続けている業界でもあるんですね。
なぜタイトルに「ジュエリービジネスは無くならない」と書いたかというと、
ジュエリービジネスが「嗜好品」ビジネスの最たるもので、「芸術・文化」のビジネスだから
と考えてるからなんです。
個人的には「食べ物」と「嗜好品」のビジネスは消滅しない、と考えてます。
「人間の本能・欲求」がビジネスの根幹であり、それはけして「0」にならないから。
もちろん、ジュエリーなんか別に欲しくないっていう方、多いと思います。
でも世界を見渡せば、サザビーズやクリスティーズなどのオークションではいまだに数十億円でダイヤモンドが取引されたりしてるということは、そんなマーケットが存在し続けているということなんですね。
だからといって、安泰なんて思ってませんけど、ジュエリービジネスの本質をもう一回考えてみようかな?って思った今日の出来事でした。
ま、とりあえず、山口先生の本を読んでみよっと。
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