ジュエリーノ基礎中ノ基礎④〜マテリアル(金属)〜 【69/366】
こんにちは、大分県中津市のベルリンメガネ・ソフィベルリン・ジュエリーミーテの二代目経営者・松本逸文です。
以前、すっごい大前提の事を書きました。
それがコチラ↓↓↓↓↓↓
書いた本人が内容を忘れているくらい時間が経ってた。。。
この時は、ジュエリーに主に使われる貴金属は、金とプラチナ、それと紹介したシルバーにパラジウムでした。
そこで、金とプラチナ以外のものを簡単に紹介しておきたいと思います。
シルバー:Ag
アクセサリー系で人気。有名ブランドになると、かなり高価なものもある。(クロ○ハーツとか)スターリングシルバー(SV925)が有名。アクセサリーはほとんどこのSV925が使われています。
パラジウム:Pr
もともとは、プラチナの割り金(混ぜるもの)として使われる事が多く、またホワイトゴールドの登場で、金と混ぜて使う事も多くなった。一時のプラチナ価格上昇で、比較的価格が安定してたパラジウムそのものを使った「結婚指輪」なども登場。プラチナと同じ白金族元素のため、アレルギーになりにく。
チタン:Ti
アレルギーフリーの素材として、安価なピアスのポスト(耳に刺す部分)に使用される事が多かったが、その特製を利用して結婚指輪の素材として使用しているブランドもある。化学反応で通常の金属では出せない、ピンクやブルーなどを表面に色づけしているものもある。
ステンレス:鉄を主成分としクロムを含む錆びにくい合金
安価なペアリングなどで展開しているものが多い。硬くて傷がつきにくいので、ペアリングとしては最適だが、つけっぱなしで太ってしまい、指に食い込んでしまった時に、リングを切ることが非常に困難なため(ほぼ無理)、常につけ外しをした方がいい。入らなくなったら、無理に入れず、合ったサイズのものを買い直す事をオススメします。
真鍮:黄銅とも。銅Cuと亜鉛Znの合金。5円玉がコレ
昔からアクセサリーで使用されているものが多い。金メッキ(下記にちょっと詳しく)するものもある。直接肌に触れ続けると金属アレルギーの原因になりやすいので、汗をかく夏場などは気をつけて。(ピアスで金属アレルギーはこのパターンが多いです)
金属メッキ:金、ルテニウム(クロが流行った)など。
金属の表面に他の金属をメッキ(コーティング)した加工。特に金メッキが多く、「18K」と刻印のあるものは、K18メッキ。紛らわしいけど、「K」の位置が前か後ろかで、金属の価値が全く違う。ルテニウムは少し前にブラックコーティングで流行った。今でもブラックの表面処理をするデザインの際は使用される。金やプラチナにもメッキは可能です。
タングステン:W(おまけで。なんで原子記号がWかはコチラをどうぞ)
一時、タングステンに金メッキした金の延べ棒詐欺が流行った。比重が近くて持ってみると金みたいな重みを感じて、換金してしまった、という買取業者が多数。1kgの延べ棒がタングステンだと数万だが、純金だと、今なら480万円ぐらい(2016年2月8日現在)する。外国人が延べ棒持ってきたら気をつけろ!って業界で流行った。
ここに挙げたのは、主として使用されるもので、実際には金やプラチナの割り金として様々なものも使用されています。
20年ぐらい前はジュエリーといえば、金とプラチナ、それにシルバーアクセサリーぐらいだったのが、今はかなり多岐にわたりますね。